阿佐ヶ谷姉妹
幻冬社文庫
この期に及んで、阿佐ヶ谷姉妹さんを本当の姉妹と勘違いしていた人はわたし以外にいますか。
言葉を言葉通りに受け止めてしまう素直さに反省しつつ…。
お2人に対する知識レベルがど素人級でもそれぞれの人柄が把握できる、日常生活に密接したほっこりエッセイ。
40代独身女性の同居生活は、なにやら日本の新鋭生活様式を見ているよう。
友人と言っても赤の他人のわけだし、ましてや家族でさえも6畳ひとまの生活は耐えられないかもしれない。
本当の姉妹と勘違いしていたわたしは、余程お2人は愛称が良いのだなと感心してしまいました。
よくテレビで見かける阿佐ヶ谷の商店街のみなさんから愛されている理由がストーリーの端々に見受けられ、人との交流が少なくなっている今だからこそ、なんともあったかい気持ちにさせてくれる1冊です。
リンク