今日はいよいよ、ツォクトの「巨大騎馬像を目指す!モンゴル・ゲル泊乗馬ツアー」のメインイベント。馬に乗って、チンギスハーン騎馬像を目指します。
この記事では、往復約26kmの乗馬体験と、騎馬像での様子を振り返っていきます。
モンゴル旅を検討している方の参考になれば嬉しいです。
5:00 朝やけ
朝5時ごろ、朝焼けが見たくて一度目を覚ましました。

空にはほんのりピンク色の雲が浮かび、ゲル周辺を優しく包み込んでいます。
モンゴルは標高が高いからなのか、雲の表情がとても豊かで眺めていて飽きません。
「今日がいいお天気になりますように」と願いつつ、そのまま8時までもうひと眠り。
9:00 朝ごはん
朝起きると、外はポツポツと小雨が降っていました。
ガイドさんに「モンゴルって朝夕に雨が降りやすいんですか?」と聞いてみると、先週まで氷が降っていたそうで、今週になってようやく夏らしくなってきたんだとか。

ベストシーズンは6〜8月。けれど7月10日ごろまでは雨が降ったり止んだりの天気が続くらしく、本格的な夏が始まるのは7月後半から。
その分暑さも増して、虫たちももっと賑やかになるのだそう。
これでまだピークじゃないなんて!真夏のモンゴル旅、私にはちょっとハードルが高いかもしれません…(笑)。

今日の朝食はゲルのオリジナル料理「豚肉とお米」。
毎食、水の代わりに出てくる塩味のミルクティー(スーテーツァイ)にすっかりハマってしまいました。ほんのり塩気が利いていて、どこか癖になる味です。
夏にアイスミルクティーを飲むことはないのかを聞いて見たところ、「温かい飲み物のほうが、喉が渇かないんだよ」とのこと。

朝ごはんを終えてゲルを出ると、今日も馬たちが続々と集まってきてくれました。
10:00ごろ 乗馬
これから片道2時間の乗馬旅。
参加者は私たち夫婦のみで、ガイドのイデレさんと遊牧民の2人と出発します。

昨日と違うのは、途中で砂地や川を渡ること。
足元がぐらつく砂地では、「馬を信じて絶対に手綱は離さないぞ!」と、手に力を込めながら進みます。
12:00ごろ 休憩
走り始めてあっという間に1時間。みんなで草原に寝そべって、20分ほどのんびり休憩。

それにしても、馬たちの賢さと体力には驚きました。こんなに走っているのに水分補給をしなくて平気だなんて、本当にすごい!
一休みしたあとは、再びチンギスハーン像を目指します。草原を進んでいくと、巨大な像の姿が見えてきました。
ただ、見えてから遠いのがモンゴル。

しばらく進むと草原の中に車が行き交う道路が現れます。大自然と街が調和していて、モンゴルならではの不思議な光景です。
一番緊張したのは、道路を馬に乗ったまま横断する瞬間。地元の方々も馬の通行に慣れているようで、お互いに譲り合いながらスムーズに渡ることができました。
13:00ごろ お昼ごはん
騎馬像に入る前に、近くの開けた場所でお昼ごはんをいただきます。
お弁当は羊のミートボールが入ったパスタ。麺がほどよく柔らかく、羊肉も臭みがなくてすごく美味しかったです!

イデレさんが「乗馬をするなら今の時期が一番最高だよ」と話してくれたのですが、これには納得。暑すぎると馬たちもバテてしまうそうで、乗馬初心者の私たちの疲労感も違っていたはず。この季節に来られて本当に良かったなと感じました。
どのガイドさんとお話をしていても、必ず家族や友人の話題が出てきて、「大切な人と過ごす時間のために働いているんだな」という温かい人柄とモンゴル人の生き方が伝わってきました。
お昼ごはん後 チンギス・ハーン騎馬像へ
お腹がいっぱいになったところで、いよいよ館内に入ります。

ガイドのイデレさんに「モンゴルの方にとって、チンギスハーンって神様みたいな存在なんですか?」と聞いてみると、「神様というより、モンゴルの『父』かな」という答えが返ってきて、その言葉がしっくりきました。

そんな「父」の巨大な顔を間近で拝んだあとは、いよいよエレベーターで馬のたてがみ部分の展望スペースへ。そこから見渡す大草原は、どこまでも広大でとても感動的でした。
館内にはチンギスハーンの歴史や、モンゴルの文化がわかる資料が飾られています。

動物のくるぶしの骨を使ったおもちゃや、昔使われていたハンコなど、珍しくて面白かったです。

その後の自由時間では館内のスーベニアショップを覗いてみることに。事前に「マグネットを探すのに苦労した」という情報を見ていたので、念のため1つ購入。(翌日行ったノミンデパートにもたくさん売られていましたが、こちらのほうが100円ほど安かったです!)
買い物を終えてイデレさんと合流し外へ出ると、騎馬像の前にはラクダや鷲と触れ合えるスポットがありました。今回、ゴビ砂漠でのラクダ乗りは諦めていたのでここでラクダに乗ることができて嬉しかったです。ちなみにラクダ乗り体験をするときに現地のお金(1,000円程)が必要なので少し両替をしておくと安心です。

人が乗ったまま大きく立ち上がったり座ったりする動きも初めての体験で大興奮!

ラクダは馬と違ってあぶみがない分少し不安定なことや、背中のコブが思いのほか柔らかいことにもビックリしました。
15:00ごろ 乗馬
馬が待つ場所へ移動し、ゲルへと戻ります。いよいよ乗馬体験も後半戦。終わりが近づく寂しさを感じながらも、気合を入れて馬に跨ります。

ガイドさんの後ろ姿や視界いっぱいに広がる絶景をできる限り「心のシャッター」で持ち帰ろうとしっかりと目に焼き付けました。

そうして余韻に浸りながら進んでいると、遠くにポツンと見慣れたゲルが見えてきました。
「ここまで乗れるようになったぞ!」とこれまでの成果を確かめるように、最後は渾身の駆け足!

言葉は通じなくても終始あたたかい眼差しで見守ってくれた遊牧民のガイドさんと頼もしい馬のおかげで無事に帰ってくることができました。 本当にありがとうございました!
17:00ごろ ゲル到着(休憩)
お夕飯までの約3時間は、それぞれのんびり過ごす休憩タイム。
夫は昨日に引き続き外のベンチで読書を楽しんでいました。

私はゲルの中でゆったりと横になり体を休めることに。普段の旅行なら忙しく動いてしまうのにモンゴルでは自分の心と体を優先できているのがなんだか不思議。

日が暮れる前にゲルの前で記念写真を撮りました。
19:00 お夕飯
夕食は、午後のアクティビティを共にしたメンバーと一緒にテーブルを囲みます。
ゲルのねこに会えるのもこの時間の楽しみ。ごはんを食べていると膝の上にちょこんとのってきて人懐っこく癒やされました。

今夜のメニューは、モンゴル風蒸しパン「マントゥ」と、スープ「バンシュタイ・シェル」。

ネギが練り込まれたマントゥは、日本でいう中華まんの皮のようなもの。

ポトフ風のスープには、じゃがいもや玉ねぎ、小さなボウズ(水餃子のようなもの)がたっぷり入っています。どちらもモンゴルの定番家庭料理だそう。そのまま食べたマントゥですが、後から「スープに浸して食べるのが正解だったのでは…?」と気がつきました(笑)。
食事をしながら、お互いの国での暮らしや大切にしている価値観について話が弾みました。日本語で話せるガイドさんのおかげで、文化の細かなニュアンスまで深く理解ができ、とても楽しい夜でした。
20:00 シャワー
20時でもまだほんのり明るさが残るモンゴルの夕暮れ。

今夜は星空が綺麗に見えそうな予感がするので、早めにシャワーを済ませます。
0:00 星空
23時ごろはまだ雲が広がっていて、最後の夜に星空が見られるかは五分五分…といったところ。夫が読書がてら夜空を見ていてくれると言うので、少し仮眠をとらせてもらうことにしました。
0時ごろ、「星が出てるよ」と起こされて外へ出ると、遮るもののない広大な夜空に待ち望んでいた星が広がっていました。

大きな星が肉眼でしっかりと見えて、星を探すというよりも星空に包み込まれているような感覚に。
この旅でやりたかったことがすべて叶い、「モンゴルで思い残すことは何もないね〜!」と夫と喜びました。
0:30 就寝
満たされた気分のまま、今夜はぐっすり眠れそう。ついに明日は、モンゴル滞在の最終日。ウランバートルへ移動して、市内観光やお土産探しをする予定です。
