旅も残すところあと2日。
フィレンツェをあとにして、旅の始まりであるローマへ戻ります。
5:40 ホテルパラッツォ ヴェッキオをチェックアウト
お馴染みの早朝チェックアウト。
まだ外が薄暗い中、徒歩4分のところにある駅へ向かいます。

6:00 フィレンツェ(フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅)⇒ ローマ・テルミニ駅
Omioで事前に予約していた高速列車(¥4,790/ 1人)に乗ってローマへ移動します。
昨日ホテルの方に朝が早いと伝えたところ、「朝食に間に合わないね」とテイクアウト用のお弁当を用意してくれていました。優しい…

旅行に行くと毎回早朝出発になりがちなのに、特に海外旅行は、円安だからせめて朝食付きで予算を抑えようとついつけてしまいます。
でも結局食べる時間がないか、あっても現地で食べたいねとなってしまうので、次回からは素泊まりにします(今更)

ローマに着いた初日は夜遅かったので、明るい街並みを見るのはこれが初めて。
ベネチアやフィレンツェに比べて、正直なところ出発前は「絶対ここに行きたい!」という場所がなかなか思い浮かばなかったローマ。でも実際に街を歩いてみると、いつの間にか今回の旅のなかで、一番また来たいと思っていた街はローマでした。
8:10 ホテル・チェリーニに荷物を預ける
最後のお宿は駅から徒歩約9分のところにある「ホテル・チェリーニ」(19,276円/1人)。

淡いイエローの壁にアンティーク調の家具が並ぶロビーが可愛らしいホテルです。

8:40 コロッセオ・コンスタンティヌスの凱旋門
旅の直前に初めて「ローマの休日」を観て、モノクロなのに色褪せない映像の美しさに、名作と呼ばれる理由がわかった気がしました。本当に観てからローマに来られてよかった。

映画にすっかり触発されて、急遽コロッセオをスケジュールに組み込むことに。
時間が限られていたので外からの見学だけになってしまいましたが、それでもこの場所に立てたことが嬉しかったです。

コロッセオのすぐ隣に建つコンスタンティヌスの凱旋門にも立ち寄りました。
コロッセオを外から一周して「真実の口」へ。
暑かったのでタクシーかバスに頼りたかったのですが、これがなかなか捕まらない…
歩いても16分ほどだったのでお散歩がてら歩くことにしました。

結果的に歩いているからこそ出会える、ゆったりとしたローマの日常を写真に残せたので大満足です。
10:00 Martin Bistrobarでカッフェ
ちょっと喉が渇いたので、バールでエスプレッソをサクッと一杯。

この旅でイタリアのバール文化にも少しずつ慣れてきて、こういった経験が嬉しいです。
10:20 真実の口
ローマといえば、の観光スポットのひとつ。アイコニックな顔の形を見られて感激です。

オードリー・ヘプバーンと同じ場所に立ち、同じものを見ていること、そして時代を超えて残り続けていることに、なんだか不思議な感動がありました。
11:20 Tonnarelloでランチ
お昼はカチョ・エ・ペペの有名店、「Tonnarello」。
夫が事前に調べておいてくれたお店の中から、近かったところを選びました。クチコミを見ると待つこともあるようですが、この日はタイミングが良かったのか、並ばずにスムーズに入れました。

麺が太めで、チーズがたっぷりのカチョ・エ・ぺぺ。
ちょっとしょっぱかった気もするけど味は美味しかったです。もしかしたら、ワインなどのお酒と一緒にいただくのが正解なのかも。

甘くてクリーミーな美味しいティラミス。全体的になかなのボリューム感だったので、2人でひとつをシェア しました。

お会計を済ませたあとに、サービスで持ってきてくれた食後酒。
一口飲んだけど度数がすごくて、「これって本当に飲むので合ってる…?」と夫婦で戸惑ってしまいました(笑)。店員さんもすごくフレンドリーで、気持ちのいいお昼を過ごせました。
12:40 サン・ピエトロ大聖堂
ランチのあとは、夫がこの旅で特に楽しみにしていた、世界最小の独立国家「ヴァチカン市国」にやってきました。

カトリック信者の聖地である大聖堂に向かって進むと、上には140体もの聖人像が。私たちを迎えてくれているようなその姿は、なかなかの迫力です。

この煌びやかな祭壇の下には、イエス・キリストの一番弟子である聖ペテロが眠る墓所があるそう。

ミケランジェロが設計したクーポラの真下にある大天蓋。採光窓から降り注ぐ光がとても神秘的でした。

「ピエタ像」はミケランジェロが24歳の時に作成した彫刻作品。貴重な作品にも関わらず、ゆっくり鑑賞できました。

ふと外を見たら、格子越しに見えるクラシカルな建物と青空がなんだか素敵で思わず撮影したお気に入りの一枚。

屋上テラスまでは、エレベーターか階段(231段)を選べるのですが、私たちはエレベータにしました。そこからはエレベーター組も階段組も合流して、さらに320段の階段を登ってクーポラの内側まで行くことができます。

暑さのなか登るのは大変でしたが、内側を彩る16世紀末のモザイク画は、疲れを忘れさせてくれるほどの美しさでした。下からでは細部まで見えにくい壁画をじっくり鑑賞できるので、体力に余裕があればおすすめのスポットです。

さらに頂上からは、サン・ピエトロ大聖堂の前に広がる楕円形の広場を上から見渡すことができ、まさに圧巻の景色でした。
16:50 ヴァチカン美術館
本日、ラストの目的地は「ヴァチカン美術館」。
歴代のローマ教皇によるコレクションが、 数多く収められています。

120メートルにもわたって、イタリアの地図がずらりと並ぶ「地図のギャラリー」。実際に歩いてみるとすごいスケール感です。

「ラファエロの間」も見応えがありました。傑作『アテネの学堂』は当時の画家たちをモデルに描かれたと言われていて、登場人物を探しながら鑑賞するのも楽しいです。
そして、撮影禁止のため写真には残せませんでしたが、なんといってもミケランジェロの『最後の審判』と『天地創造』。実物を仰ぎ見たときの、言葉にできないほどの感動は忘れられません。
人間がこれほどのものを描けるなんて、本当に奇跡だと思いました…
名残惜しくて、何度も振り返りながら礼拝堂をあとに。
ちなみにシスティーナ礼拝堂は、新教皇を選ぶ「コンクラーベ」の場所でもあります。
映画『教皇選挙』を観てから訪れたので、その神聖さと歴史の重みをより深く感じられました。

帰りは優雅な螺旋階段を使って下りていきます。実は上りの人と下りの人がすれ違わない「二重螺旋」というユニークな造りになっているんです。

美術館を心ゆくまで堪能して外に出ると、ちょうど日が暮れ始めていました。
清々しい旅先の朝の時間も好きですが、一日の充足感を味わえる夕方の時間も大好きです。
21:10 ホテルに到着
イタリアでの最後の夜。スーパーでお土産を選んだりと、体力の限界まで遊び倒してホテルに戻ってきました。
お夕飯は外食する元気が残っておらず、ホテル近くのマクドナルドをテイクアウト。あまりに疲れすぎていて、見返してみたら一枚も写真が残っていませんでした(笑)。

お部屋はおそらく「Superior Triple Room」に宿泊。
エキストラベッドまでついていて、かなり広々としていました。

アメニティは、結局使い慣れた自前のものを使うことが多いですが、それでも最低限のものが置いてあるだけで安心します。

今回の旅で、ようやく出会えたバスタブ。夫は嬉しそうにお湯を張っていました(笑)。

最後にこの旅のお供をご紹介。原田マハさんの『風神雷神』です。
史実をベースにした物語を読んで、人の心を動かす本物の絵画を見に行くのがとても楽しみでした。ヴァチカンに行く前に読んで本当によかった一冊です。

2人でこの旅について語る余裕などなく就寝(通常運転です)。
いよいよ明日は最終日。 13時のフライトですが、最後まで早起きをしてもう1箇所観光スポットを巡る予定です。
