「今年はイタリアにする？」
夫のその一言から始まった、夏休みの計画。昨年は新婚旅行で、イギリス・フランス・スペインを巡り、「イタリアもいつかは行きたいね」と話していたので、さっそく実現です。

4泊7日という限られた日程の中で、ローマ・フィレンツェ・ベネチアの3都市を巡る、少しハードな旅程になりました（笑）

航空券の費用を抑えるため、行きは仁川空港で1泊のトランジット、帰りは成都天府国際空港を経由して成田へ帰るルートを選択。当初はローマだけの予定でしたが、観光スポットを調べるうちに「せっかくなら他の都市にも」と欲張りな計画に変更しました。

タイトなスケジュールではありますが、同じように「航空券を安く抑えてイタリアへ行きたい」方や、「1都市の往復券は買ったけど、他の都市にも足を延ばそうか迷っている」方の参考になれば嬉しいです。

1日目｜韓国・仁川でトランジット滞在

出発前に成田空港で行ったこと

出発当日、まず成田空港で両替を済ませました。ユーロは現地で両替すると手数料が日本よりも高くなるため、日本で済ませておくのがおすすめです。現地では基本的にクレジットカードを使う予定でいたため(私はWiseを愛用しています)、夫婦で3万円分を両替しました。

2025年9月のレートは1ユーロ=176.39円。「うわ、高い」と思わず声が…ここ1年で最も高い時期だったかもしれません。こればかりは仕方ないですね。

eSIMはKlookで以下を購入しました。

初めて利用される方は、紹介コード「6EFSLF」で500円引きになるので、よければご活用ください。

翌日のローマ行きの便は12:35発のため、この夜は韓国で一夜を過ごします。

「せっかく韓国に来たんだし、ちょっと観光する?」という選択肢もありましたが、今回の旅の本番はあくまでもイタリア。ここでは無理せず体力を温存しようと、空港内で過ごすことに決めていました。

宿泊先として候補に考えていたのが、「スパアットホームT2サウナ仁川空港第2ターミナル」（※予約不可）です。

しかし…結論から言うと、泊まることができませんでした。

私たちは成田からローマまでスルーバゲージをお願いしていたこともあり、「入国手続きが面倒だね」とトランジット専用の手続きを選択したのですが、スパはT2の搭乗ゲート内にあり、一度韓国で入国手続きをする必要があったのです。

「出国エリアのトランジットホテルは満室…」

時刻は夜23時。空港内を行ったり来たりしながら、私たちは焦り始めていました。
明日からの本番を前に、ここで体力を消耗するわけにはいきません。このままベンチで一夜を過ごすしかないのか…?（泣）

そんなとき、夫がトランジット利用者の間で人気の無料休憩スペース「NAPZONE」を何度も確認しに行ってくれて、ついに空きを発見。

「NAPZONE確保しました」
夫からの連絡で私もNAPZONEに向かい、なんとか落ち着いて仮眠をとることができました。

ソファベッドの横にはUSBポートやType-Cのコンセントも付いています。
ただ、NAPZONEの確保はかなりの激戦なので、可能であればトランジットホテルを事前に予約しておくのが絶対にベターだと思います。

韓国の話が長くなりましたが…

T1にあるフードコートで朝食を済ませ、ブックカフェのスターバックスで一息ついて、いよいよローマへ出発です。

昨年のヨーロッパ旅行では、台風の影響で行きの便が1日遅れるトラブルがあったので、予定通りに到着できただけで大満足。

明日は早朝からベネチアへ向かうため、アクセスの良いテルミニ駅周辺に宿泊します。

GetYourGuideで事前に予約していたバス（￥2,406 / 1人）に乗って移動しました。

スーツケースなど大きな荷物があるときは、バス移動が楽ですね。車窓から街の景色を眺めながら、少しずつ「イタリアに来た」という実感が湧いてきます。

Mercato Centraleは、テルミニ駅に併設されているフードコートです。

ここは朝早くから夜遅くまで営業しているので、旅行者にとって本当にありがたい存在です。最後の力を振り絞って、夕食と翌日の朝食を調達しに向かいました。

店内にはバルスペースもあり、その場で食事を楽しむこともできます。肉料理、ピザ、デザートなど、さまざまなお店が並んでいて選ぶのも楽しいです。

夫はピアーダを購入。

私はフレッシュなサラダを注文しました。スタッフの方が、塩やオリーブオイル、バルサミコ酢などをリクエストに応じてかけてくれて、とても美味しかったです。

この日は、Mercato Centraleから徒歩5分ほどの「Hotel Serena」(9,465円/1人)に宿泊しました。

テルミニ駅周辺は治安が良くないという口コミもあり、当初は少し離れた場所のホテルを予約していたのですが、ローマでの滞在時間が5時間ほどになってしまったため、駅近のホテルに予約し直しました。