『おれは無関心なあなたを傷つけたい』を読んだ感想

BOOK

あらすじ

ウーマンラッシュアワー村本さんの劇薬エッセイ!

われわれは被災地や朝鮮学校、原発、辺野古基地など実在する問題を関係ないと背景にして見えないことにする。
そして、日本を平和と呼びながら安心して生活を送り続けている。

村本さんが自分の目と足を使い、現地の空気を浴びながら感じたことをなぜ漫才という形で世に発信し続けるのか。無関心な人々へ投げかけるメッセージがここにある。

感想

この本は、賛否両論あるかもしれないけれど、その分届く人にはどうしようもないくらい、胸の奥の大事な部分をグッと掴む気がする。
何かにスポットを当てて発言すると必ず反対の意見が出るけれど、1つについて関心を持てない人が多くをどうにかはできない。

わたしは大学生の時にボランティア部の部長をさせてもらい、ボランティア活動を通して色んな方とお会いし、さまざまな世界が存在していることを知ったはずでした。
しかし、社会人になり少しずつボランティア活動から離れてしまいました。

1番問題なのは離れていたことすら忘れかけていたこと。
大人になり、行動範囲が広がったように見えて実は、自分のテリトリーのことにしか興味を持たなくなっていることを怖く思いました。

なにも、ボランティア活動が全てだとは思いません。
「同じ方向を見ていますよ」、「いつも気にしていますよ」と思い続ける形はそれぞれだから。

目を凝らすと自分の日常にも背景になってしまっていることは、案外多い。
子どもを連れながら朝の通勤ラッシュで奮闘している親御さん、きちんと分別されていない溢れ出た駅のゴミ箱など。

大それたことはできなくても、こんなご時世だからこそ、寄り添う気持ちを持ってみることから始めたい。

寄り添う定義は難しいけれど、考えることが第一歩だと信じて。

村本さんの熱量がわたしの心を動かした。

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